施術症例・起立性調節障害4
中学生 女子
主訴 起床困難 頭痛 腹痛
期間 1年半前から
精神症状 不安感
薬の服用 昇圧剤 漢方
既往歴 無
病院受診 有
生活環境 問題あり
問診による情報
朝はほぼ起きれない、登校は調子次第で午後から
クラスの雰囲気になじめない
推測される原因
精神的ストレス・虚弱体質・食が細い・神経質傾向
施術期間
集中施術期間・週1回を15週(約3か月)、現在は月1回にて経過観察中
施術記録
施術は脊柱・頸椎・腹部・頭蓋骨を中心に施術
最初は当院の雰囲気に慣れてもらうためカウンセリングは控えめにして施術中心に行う
施術期間中期に入り本格的なカウンセリングも開始
どういうことにストレスを感じるか?その時どういう感情になるか?その傾向と対策をおしゃべりの中に盛り込みました
カウンセリングはお子様がオープンにならないと効果が出ないため待つ時間が必要でした
最初は感情表現、言葉とも希薄でしたが体調に回復傾向がみられたあたりからよく笑ってくれるようになりました
家庭では1回の食事の質より量をとれるよう指示(好きなもので構わない)体力増強のため
お菓子などの砂糖類は控えるよう指示
緩やかな回復でしたが本人も心身とも前向きになり登校に抵抗がなくなったようです
性格や気質は簡単に変えられるものではないため考え方の幅、視野を広く持てるようになると良い方向に向かいます
我々にも受け入れる度量、広い視野が必要です