パニック障害について
パニック障害とは?
パニック障害というのは神経不安障害の1つになります。
自分では思い当たることがないのにある日突然強い発作に見舞われる状態です。
現在では100人に1人は経験があると言われている自律神経失調症の中では比較的一般的な症状です
パニック障害の原因
長期的に続く強いストレス(仕事、子育て、人間関係、環境の変化、睡眠不足、暴飲暴食など)が原因となり、
交感神経が継続的に強く働き、心身とも常に緊張、興奮している状態で突然自分では制御できない強い発作を引き起こします
例えば少しづつコップにたまっていった水(ストレス)が溢れだす(発作)状態です
パニック障害の主な症状
- 息苦しい
- 過呼吸
- 心臓がドキドキ、バクバクする
- 発汗
- めまい、立ちくらみ
- 不安感
- 恐怖感
なぜ症状が続くのか?
1度発作を起こすとその出来事が脳に記憶されます。
再び同じ状況になると身体が無意識に反応してしまうようになってしまいます。
梅干を見ただけで唾液が出る、辛い物を見ただけで毛穴が開き汗をかくなどいうことが日常にもよくあります。
これは反射といって外からの情報に対して脳を経由せず直接身体が反応してしまうことによっておこる現象です。
人間は嫌な思いをしたり辛い思いをしたりすると苦手意識をもってしまいます。
それらがすべて身体の反応や症状に出てしまいます
パニック障害の現状
心療内科への受診が一般的で主に投薬による治療がメインです。
お薬は神経の興奮や緊張を抑える薬が処方されます。
それを一定期間服用して経過観察をしていくという経緯をたどります。
薬には複数種類があり、薬の強さに差があります。
薬効にも個人差があります。
投薬治療の場合、
症状を抑えるという効果は期待できますが
症状を改善するということまではいかないというのが現状です。
また薬の副作用、薬からの離脱という課題もあります
薬を飲むことに抵抗があるという方が多くいますが、
現在薬を服用している方は症状の悪化を招く恐れがありますので急にやめたりしないようにしてください。
まず最初にお伝えしたいことは焦らないこと
早く治そうと焦れば焦るほど心身とも緊張し疲れてしまいます。
確実に症状は悪化します。
またそのような状況を繰り返すと症状がより複雑なってしまいます。
パニック障害の改善には一定の期間が必要です
時間をかけてゆっくり治すという心構えが結果的に早期の改善を可能にします
物理的なストレスを減らすこと
物理的なストレスとは日常の行動、習慣、生活に起因するものです。
暴飲暴食
内臓は100%自律神経によって働いています。自律神経のバランスが悪いため内臓の働きが通常に比べて非常に弱っています。内臓に対しての非常に大きな負担、ストレスになり症状の悪化を引き起こしますので気をつけてください。特に甘いもの(飲み物、食べ物とも)の摂取は控えてください
PC,スマホ
PC、スマホをたくさん見ていると目が疲れます。
自律神経の働きが悪いため通常より瞳孔の収縮(光調整機能)が悪くなっています。
光の刺激によって神経がとても興奮、緊張しますので時間を決め、適度に使うようにしましょう
PC、スマホを見ていると無意識にでもたくさんの情報に触れることになります。
非常に脳が疲れ、精神的にも不安をあおったり大きなストレス源になりますので控えましょう
特に夜寝る前は使わないようにしましょう!
呼吸法
パニック障害では過呼吸や息苦しい感じという症状が顕著に表れます
日頃から呼吸を安定した状態に維持することだ大切です
興味のある方はご案内させていただきます