自律神経について

自律神経は交感神経と副交感神経の2つを合わせた名称です

交感神経・副交感神経の役割について説明します

交感神経の働き

交感神経は「労働、闘争、運動、ストレスを感じる」時に働きます。

交感神経は太陽が昇ると同時に少しづつ活発になって、昼間がピークになり、夜に掛けて段々と働かなくなっていきます

主に人間が仕事をしたり、運動をしたり、考えことをしたり活発に動くときに働く神経です。

体の働きで言うと血圧は上がり、心臓の動きは早くなります

これは大事なことなので覚えていて欲しいのですが交感神経はストレスが多いとよく働くといくことです

日中に交感神経ばかり(緊張する神経)働いてしまうと副交感神経が働けずに自律神経のバランスを乱してしまいます

次に副交感神経の役割について説明します

副交感神経の働き

副交感神経は休む、くつろぐ、眠る、内臓が働いているとき、ものを食べているとき、安心感、リラックスしているときに働きます。

おもにカラダの修復に使われる神経です

人間は副交感神経が働いているときしか大きな修復はできません。

例えば風邪を引いたとき、寝れば1番早く治ります

時間的には夕方から夜間にかけて働きます。

例外としては昼食を食べたあとに眠くなったりしますよね。

これは内臓が動くことによって一時的に副交感神経が働くためです。

交感神経と副交感神経はシーソーのような関係です。

片方が働いている時は片方はお休みしています

交感神経と副交感神経の関係性

自律神経失調症を改善するためにはこの副交感神経をいかに働かせるかが重要です

交感神経と副交感神経はシーソーのような関係です。

片方が働いている時は片方はお休みしています

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つまり脳やカラダを動かしているときや働いているときにはカラダの修復はできないのです

例えばサーキットの車を思い出してください。

走っている時は交感神経、止まって給油したり、修理したりしている時は副交感神経です。

2つ同時にはできません、人も同じです。

そしてこの2つの神経、

どちらが優先的に働くかと言うと「交感神経」のほうが優先的に働きます

現代人は様々なストレスにさらされています。

忙しすぎる仕事、育児、多様な情報、夜型生活など人間が緊張してしまう場面が多くあります

交感神経は労働、闘争、運動、ストレスを感じるときでしたよね。

現代の生活では交感神経が働く状況ばかりです。

昔の人は朝起きて、昼仕事して、日が暮れたら寝るというとてもシンプルな生活でした。

ある意味、人間の理想なのかもしれません

自律神経はシーソーの関係ですから交感神経ばかり働いてしまうと副交感神経(修復)が働けません。

そのことによって目まいや耳鳴り、不眠など様々な症状を引き起こします

例えをあげてみます

昼間興奮しすぎたり、嫌なことがありストレスを感じると交感神経が働き続け副交感神経が働けません。ようはスイッチが切れない状態です。心臓の鼓動が聞こえる、時計のカチカチが気になるなどカラダは疲れているのに神経が興奮して眠れない状態です。

この副交感神経が働けない状態(緊張・興奮の状態)が続くと慢性の不眠になるわけです。

例えるとずっと走り続けている状態です。身体は休みたいのに足が止まらない、このままでは倒れてしまいます。

自律神経失調症が難しいのは自分の意志でコントロールできないところにあります