不安感・恐怖感の正体
自律神経失調症の中で精神的な症状を伴うものがあります
代表的なものは不安感と恐怖感です
イライラするというものもありますが上記のものと比べると軽いです
不安感や恐怖感が過度になると不安障害となります(不安神経症・パニック障害など)
以前こちらに書きましたが自律神経失調症は身体の症状です
まず身体に症状が現れ、それらを気にすることで不安感・恐怖感が強くなります
順番でいうと身体の症状→精神的な症状という順番になります
なぜ不安感・恐怖感が現れるのか?
自律神経失調症は内科や各専門化において異常なしと判断されることが多いです
つまり自分にはツライ症状があるのに医学的には異常がないということになります
メンタル的には得体の知れない不安・恐怖が沸きあがります
次に自律神経失調症において代表的な症状の1つに
心臓がドキドキ・バクバクするというものがあります
これを例として話を進めていきます
人には生存本能というものがあります
心臓というのは生命維持において変えのきかないものです
そこに異常を感じるということは無意識的・潜在的にに生命の危険を感じるのです
生きるか死ぬかとなれば誰でも怖いし不安になります
息苦しいという症状があります
人間は呼吸ができなければ死に至りますのでやはり生命の危機を無意識に感じて不安・恐怖がつのります
頭に現れる症状(脳に異常があると感知する)なども不安感・恐怖感が強いです
これが不安感、恐怖感の正体です
気にしないようにするという心がけや精神論では
無意識・潜在的なものには勝てません
だから心療内科では抗不安薬が処方され物理的に感情を抑えます
人間が生まれてから死ぬまで自動的かつ普遍的に営まれているものに不調を感じると精神的にも不安定になります
焦らず、心身を整えて症状を改善していくことで不安感・恐怖感は消失していきます