自律神経失調症と飲食
今回は自律神経失調症における食事について書いていきます
自律神経失調症の方は特に胃腸の働きが著しく低下している人が多くいます
また内臓全般が自律神経によって働いているため機能が低下しています
現代において食事は栄養補給の意味のほかに発散行為、欲を満たす行為が含まれます
栄養として炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維など
バランスよく摂取することが大切ですが偏りが見られることもまた事実です
気を付けるべきこと
1・食べ過ぎ
胃腸の働きが弱っているため過度の食事量は消化不良を起こし胃腸に負担をかけます
日中または食後の吐き気、胃の膨満感、重さにつながります
特に暴飲暴食は控えましょう
消化の悪いものはほどほどに
消化の悪いもの(脂質)などはほどほどにしたほうがよいでしょう
食欲がない時
食欲がない場合においては無理に食べなくても大丈夫です
食べなければいけないと思うことはストレスに繋がり緊張興奮を助長します
1日3食にこだわらない
その日によって体調は変化します。習慣にこだわらずその日の体調を優先してあげましょう
辛いものについて
カプサイシンが体内に入るとノルアドレナリン、βエンドルフィンなどのホルモンが放出されるため交感神経が興奮します
辛いものを食べた後に元気になったような気がするのはノルアドレナリンの機能によるためです。また辛いものを食べた後の爽快感はβエンドルフィンによるためです
よって辛いものの摂取は控えたほうがよいでしょう
カフェイン、糖分(甘い物)
カフェイン、糖分に関してはこちらのコラムに詳しく書いていますので参照してください
まとめ
自律神経失調症において特定の食品を摂取すると早く治るという即効性のあるものは私の経験上ありませんでした
規則正しい生活を心がけ、バランスを考慮してその日の体調を優先して食事をしましょう
地味ですがこういうことの積み重ねがとても大切です